2008年 5月17日 又しても、新兵漕艇訓練

気田川 又しても、新兵漕艇訓練

G.W.にYonekura夫妻の新兵訓練に続き、今回は、もけけっち夫妻の新兵訓練を実施。

もけけっちさんは、ミリタリー仲間で、いつもお世話になっている。

私の、漕艇レポートを見て、体験入隊したいという申し入れがあり、

厳正な適正検査の上、許可したのである。     (まったく、いつもえらそうに言うね〜)

事前に、メールで連絡した、訓練内容は、これ。

これは、過去の新兵訓練で実施した事であるが、

現地での説明だけだと、つい言い忘れが多かった為、事前に連絡したものである。

服装: 

  漕艇用に、飲料水、及び濡れても良い服装を準備してください。

  長袖、長ズボン、帽子又はヘルメット、手袋、靴 濡れても乾きやすいもの。
  (濡れちゃっても、着替えれば良いので、何でも良いのです)

  カヌーは、水遊びなので、必ず濡れます。
  運よく(?)沈すれば、全身ずぶ濡れとなります(笑)

  川は紫外線が強いので、
  曇りでも、サングラス、日焼け止めクリームなど
  転覆の時の紛失防止の為、メガネ、サングラスは、固定できるよう。
漕艇基礎講議内容 メモ

 1. 艇の組み立て、エアー注入
 2. 陸上パドリング練習 右手固定
          「右手はしっかり握る。
           左手は軽く握り、左のパドリング時に
           右手首の回転で、左パドル面を水面に垂直にする 」 
 3. 漕艇パドリング 直進 (1.2. 右、左 同じペースで漕ぎ、
                    後座は、前座乗員の動きに合わせる )
 4. 漕艇パドリング 後座 推進旋回、 逆進旋回
            (前座は、前進のみ、 後座は、前進、及び、方向変更を行う。
             前座は、方向変更動作 禁止 
             視界に入る、岩、隠れ岩、瀬、浅瀬など、後座に伝声する
     ※ 前座乗員は、推力(エンジン)と視界、 後座乗員は、推力とラダー(舵)
 5. 陸上講議
          瀬は 全速前進、 推進力で越え、    
          カーブは、 前座 ひたすら推進のみ   後座 方向修正、旋回
          アウト イン アウト
          瀬の出口に、エディあり 後座片側推進、もしくは、逆進にて、方向を整える。

          カーブ、曲がりきれずに、岩接触の場合 
          パドルを岩に突く、 逃げずに体重移動でかわす。

          橋げた接触は、禁物 (必ず沈となる)

    水中転落の場合、 バドルは離さない、 流れる場合、足先を下流へ、

    艇が流れないよう、確保  艇の姿勢回復、 流れながら乗り込む。
    浅ければ、立つ、  浅くても流水の圧力の強さを知る事。
    後座乗員のみが、落水しても、前座乗員は、気づかない、
                 大声で叫ぶ事。笛など使用。
 6. ライフジャケットと、パドルのみ、で流れ、泳ぐ練習(気温、水温により)
 7. 実際の漕艇訓練時は、指導艇の通るコースを確実にとる、 
    指導艇より前には、出ない事。

当日の実地訓練スケジュール

    神社前のゆるい流れで、パドリング基本練習
    その後、
    神社前〜笹合 約4kmの川下り。
    または、
    漁協前〜神社前、約2.5kmの川下り。

    その後は、終了とするか、
    時間、希望により、上記コースのいづれかを実施。

当日朝、東名高速PAで、合流し気田川へ向かう。

現地、0900時到着  早速、基礎練習を実施。

この艇は、フロアフォーム型    さぁ〜、エアー注入だ

まずは、艇の組み立て

腕立て伏せは、最初と、最後が肝心だ

基礎体力 腕立て伏せ  合計 1回

右手で、しっかりとパドルを掴み、左手は、軽く握る事

パドルの使い方を説明

陸上パドリング練習    「いち、に、いち、に。」

次に、流れのゆるやかな所で、パドリング練習

二人とも、カヌーの漕艇は初めて

疲れて、あきるまで、練習

まだまだ〜、 もっと続けろ〜!

厳しい基礎訓練が終了。

川下りの注意事項の再確認をし、笹合までの約5kmの川下りに出発。

最初の瀬に突入。

瀬に続く、直角カーブ

お、けっこう、やるじゃん〜!

天気もよく、水は澄み、のんびりと漕ぐ

気分、最高〜

だいぶ、パドルも合ってきた。

楽しそう

途中で、上陸 昼休憩    ランチは、ハル・スペシャルである。

途中で、岩に張り付き、立ち往生する場面もあったが、何とか自力脱出。

第1次訓練終了

無事 上陸地点、笹合に到着。

ここで、訓練は終了の予定であったが、「もっと漕ぎたい」という新兵達の希望があり、

今度は、艇を上流の 漁協前に搬送   

だいぶ、慣れたか、余裕の二人

神社前までの約3kmを下る。

魔の犬居橋の橋げたもクリアし。

無事、神社前に到着。

上陸地点は、目の前だ〜 

本日の訓練 以上で終了。

彼等は、この後、どんなパドラーに育つのか、楽しみである。

これで、我隊における、新兵訓練は、3組 6〜8名となったが、

その後、彼らが我隊に所属するわけでなく、それぞれに羽ばたくのである。

(いや、決して飛ぶわけではないので、それぞれに、漕ぐのである)