’08.10.18    中央アルプス 宝剣岳登頂  木曽駒ケ岳 縦走    

いつからだろうか、中央アルプスの宝剣岳に登ってみたいと思ったのは。

昨年 10月 挑戦すべく、千畳敷へ行ったのだが、前夜の嵐がそこでは、雪となり 20cmの積雪で、

宝剣岳登山ルートは、新雪で危険なので通行禁止となっていた。 昨年の記録はこちら

この日は、静岡の龍勢花火なるものを、見物に行く予定だったが、中止となった為、

天気を見て、急遽 宝剣岳へ行く事にしたのである。

夜中に出発、駒ヶ根高原、菅の台バスセンターへ5時半ごろ到着。

6時の臨時の始発バスに乗り、しらび平から駒ヶ根ロープウェイで、7時に千畳敷へ到着。

快晴の真っ青な空、宝剣岳が私達を迎えてくれた。

笑顔で迎えてくれた、宝剣岳と青空

南アルプス方面に昇る朝日

日かげは、寒いので、遊歩道のベンチで、朝食とする。

途中の高速SAで、朝食、昼食を買ってきたのである。

まずは、おにぎり

そして、バナナ

腹ごしらえが終わり、乗越浄土への道へと向かう。

途中から、急坂 つづら折りの道となる、休みながら登る。

途中で写真を撮ろうとしたら、カメラを入れたウェストポーチがない

携帯電話、財布も入っているものだ、 あせる。

歩き始めた下の方で、暑くなり脱いだ時に、置き忘れたのだ。

リュックを置き、全速力で駆け降りる、遠い・・・・あのへんかな?

そこにいたご夫婦が私の名を呼ぶ、 ?何故私の名を知っている。

ウェストポーチを見つけ、携帯電話で連絡しようと私の友人宛に電話してくれていたのだ。

なにはともあれ、失わずに済んだ、 そのご夫婦に丁重にお礼をして、

来た道を駆け上がる・・・・・・、また、遠い。

やっと、素浪人Uの待つ場所へと到着、しばし休む。

乗越浄土から,千畳敷を見下ろす

やれやれ、一休み

急坂を登り、乗越浄土へ着いたのは、9時近くになっていた。

宝剣山荘の近くに、リュックを置き、宝剣岳へと向かう。

富士山が霞んで見える

岩場の道   これ、道?

宝剣岳への道は険しい

深い谷  恵那方面

遠くに見える木曽御岳山

しかし、景色はすばらしい

鎖場を降りてくる、登山者

鎖場を登る

最後の難所、鎖場を越え、山頂に到着  (標高2.931m)

千畳敷がはるか下に見える

ふぅ〜、わしゃ疲れた・・・・。

しばし、休憩後、登頂記念の写真を撮る。

一番高い所で、飛べそうかな〜?

記念写真

絶景にしばし見とれる。

ここで、下山と思ったが、中岳、木曽駒ヶ岳が、 「こっちも、寄っていけ」 と笑顔で招いている。

南アルプス方面

中岳と木曽駒が、招く

宝剣山荘まで、もどり荷物はそのままで、飲料水だけ持って、中岳と向かう。  (標高2.925m)

中岳

中岳山頂

中岳までは、けっこう楽に行けた、そのまま木曽駒ヶ岳に向かう

木曽駒ヶ岳と 木曽御岳山

最後の登り   紺碧の空

木曽駒への道は、なだらかに見えたが、なかなかきつい斜面であった。

木曽駒ヶ岳から 中岳 宝剣岳を振り返る

御岳山  スキー場もよく見えた

木曽駒ヶ岳 登頂   (標高2.956m)

富士山

昨夜の初冠雪

2つのお宮にお参りする。

やった〜、記念撮影

腕に、富士山をかかえる

ここからの景観も、すばらしい。

木曽駒ヶ岳 山頂にあった残雪

こおろぎだろうか?  虫がいた

木曽駒ヶ岳を満喫し、帰路につく。

中岳を越えるよりと、巻き道(危険と書いてある)を選択

道を示すロープがなくなり、どっちへ進むかわからなくなる事もあったが、赤い矢印を頼りに進む。

道なき道の巻き道

宝剣山荘へと戻り、少し遅い昼食とする、 ハルスペシャルランチ これが、美味い!

宝剣岳をバックに ランチを作る

ご存知、ハル・スペシャルランチである。

昼なのに、風が吹くと寒い、持って行った温度計は 5度を示していた、寒いはずだ。

此処を降りれば、ロープウェイ

途中、振り返れば 急坂と青い空

自分達の許容を越えた歩きだったので、この急坂の下りは、厳しい。

蟹のように横になって歩く、・・・休む、・・・また横歩きで進む。

やっとの思いで、千畳敷駅へとたどり着く。

幸運にも、ロープウェイ、バスと待ち時間はほとんどなく、乗ることが出来た。

ロープウェイから伊那前岳

満員の車内

満員のロープウェイ、下ると共に紅葉となっていく。

ロープウェイ真下の紅葉

伊那前岳の紅葉

バスからの景色は、紅葉真っ盛りで、あったが、疲れからぐっすりと寝てしまった。

バスセンター

バスセンター

まともな山登りは、久しぶりである。

過去の記録をみると、1998年に 北海道 旭岳、尾瀬ヶ原〜尾瀬沼、 乗鞍岳と行ったが。

それ以降、山登りらしき事はやっていない、何と11年振りであった。

今回の、宝剣岳・中岳・木曽駒ヶ岳縦走

歩いている途中、疲れるし、辛いし、苦しいし、何でこんな所へ来きちゃったんだ、・・・など思いながら歩いたが、

終ってみると、身も心も洗われた様な感じで、とっても素晴らしい空間を体験した気持ちになった。