4X4CLUB I Team 富山林道ツアー       2012.11.04

記述 : はるカミ 

撮影 : TERU-JK 

真っ青な空に 錦絵の屏風を思わせる山々、

視線を一転すれば 足もとに切り込む深い谷が我々を迎えてくれた。

11月4日 富山県の知人に誘われ林道走行に出かけた。

4台総勢8人。

手動式のガソリンスタンドで給油

まずは、完全舗装の牛岳林道

高い秋空の下 エンジン音はワクワクと聞こえた。

運転者はもちろん カメラを構える助手席の顔も輝いている。

林道走行は 

息をのむような 色とりどりの秋の山に見守られながら

時折 息を殺すほどの慎重さで 車幅いっぱいの道を進んだ。

廃道を先導するKC さん

最後尾の TERUーJK さん

障害物が道を塞ぐ

道の真ん中の落石を、力を合わせて撤去

次に道を塞いだのは、大きな切り株

前日の豪雨で落ちてきたらしい。

しばらく進むと

道祖神が 祠に守られ右手に現れた。

すぐに左手に 

山田村小学校跡地と記された

石柱が墓標のように熊笹の中に立っている。

『山田村集落  廃村跡です。』

トランシーバーからKCさんの声が響く。

廃村跡へ到着

山田村小学校跡地

車を止めて 広場に出ると

五右衛門風呂だけが 忘れられたようにひとつあった。

冷えた風にのって 昭和40年代10世帯あったという

人の息吹が聞こえてくるようだった。

そっと その風を乱さぬように その地を後にした。

大きな倒木が道半分を塞ぐ

どう通過するか、検討

行く手に大きな障害物が現れた。

どかす事の出来る、木や、石を撤去し、通過コースを選定し、慎重にすすむ。

1台づつ、ゆっくりと誘導されながら進入。

2台が通過後、後輪によってできた谷側の路肩の穴を、みんなで、スコップで砂利をいれる。

道路工事後に、残りの2台が無事に通過。

全員無事に通過し、 そばの郷で昼食 

連休のためか、順番待ちに1時間以上かかってしまった。

牛岳林道〜深道廃道.50分の動画を、15分に編集した動画です。

4X4CLUB 富山林道ツアー JKアンリミ 15分の長編その1

昼食後 牛首林道へ進入する。

雪道 紅葉 青空

標高が上がると、雪が多くなる

ダム湖を観光

崩壊した路肩

絶景の林道走行を楽しむ。

牛首峠で記念写真   富山県から岐阜県への峠である。

冠雪した白山を眺む 

まばゆいばかりの紅葉の中を走る。              撮影 : TERU-JK 

牛首林道 59分の動画を15分に編集編集した動画です。

4X4CLUB 富山林道ツアー JKアンリミ 15分の長編その2

ゲートを開けて通過

全車通過後、ゲートを閉める。

林道終点には、ゲートがあり、通過できないかと焦ったが、

鍵はかかっておらず、手動開閉で通過。

 

KCさんが編集、アップされた動画  富山県西部林道ツアー(4分ほどに、楽しくまとめられています。)

 

 

昼食で時間をだいぶ取ってしまった為、

スーパー林道の通行終了時刻 17時が迫っていた。

私たちは、仲間とお別れし白山スーパー林道へ。

この日の宿泊は 白山スーパー林道の石川県側にある中宮温泉だ。

スーパー林道を通り抜けることになる。

この岐阜県側のゲートが17時に閉まるので みんなを急いがせてしまって申し訳なかった。

この地の紅葉も 今年のたっぷり注いだお陽さまと急激な冷え込みで 見応えのあるものだった。

11月4日・日曜日の紅葉真っ盛り 

日も暮れかかっているのに 途中の駐車場も人が多い。

前日は、雪で通行止め区間があったそうだ。

冠雪の白山

美味い料理

美味い酒

スーパー林道沿いの錦絵のような山々に送られ

石川県側に抜けると すぐに中宮温泉への案内版がある。

開湯は奈良時代といわれる 含重層弱食塩泉の秘湯である。

にしやま旅館は 明治2年に湯治宿として開業したと聞いた。

歴史を感じさせる宿だ。玄関をはいると紅葉狩り帰りの入浴客がロビーいっぱいにいた。

いい湯だ。湯にも歴史があるように 絶えることなく湯桶の淵からこんこんと溢れ流れていく。

食事もうまい。派手なものはないが 一つ一つ手作りで心がこもっている。

幼いころに帰ったような ゆったりした気分になる。

翌日へ