大増水の気田川                     2015.09.02

一時帰国のバッセイオさんと気田川を漕いで、飲もう〜  ってぇ事で。

9時半に 神社前に集合。

しかし、二日ほど豪雨となり、前日には、1.2m と増水していくので、

すでに積載してあった、16フィート カナディアン・やまねこチャールズ四世号 の他、

やまねこ1号まだら号を積む。

前日深夜には、1.9mと増水、 これはアカン と思いつつ、

当日、9時半に神社前に到着。

想像以上の激流濁流、川原に岸、中洲などは消滅している。

こんなんで、漕ぐの???

メンバーは、バッセイオさん、トッシーさん、ブンちゃん、ワッキーさん そして私の5名

みなさんは、カヤック  私はダッキー (カナディアンでは、転覆した場合再乗艇が困難なので)

おまわりさんが、確認

ま、とりあえず漕ぐか・・・、

気合を入れて

濃い目のカフェオーレの中に

青橋まで、車を回送

 

11時ごろ、濁流jの中へ出発

水量多く、気田川とは思えない激流、すごい水のパワーを感じる。

艇が水をかぶる毎に、艇の中は泥だらけになる、

セルフベイラーで水は抜けるが、泥は残る(笑)

 

バッセイオさんの、ヘルメットカメラの画像 ↓

そして、笹合手前の大波で、

バッセイオさんが、 沈 ・・・・

大波の中 何回かロールで上がろうとするが、

沈脱・・・・、

誰かが沈脱したら、笛を吹いて知らせる事・・・・・、と出発前に確認していたのだが。

大波の中パドルから手が離せず、笛を吹けない・・・・、

他のメンバーも同じか、  笛の音は鳴らずじまいだ。

 

先行していた、トッシーさんが気づき、バッセイオさんの艇を確保。

その艇にバッセイオさんが、捕まり流れていく、

 

トッシーさんの負担を考えてか、バッセイオさんは、手を離し単独で流れ始める

 

私がバッセイオさんに近づこうとするが、

ダッキーは浮力が大きいが、そのかわり波流れを受けやすく波に逆らって行くことができず、

バッセイオさんに近づけないどころか、距離が離れていき、 とうとう見失ってしまう。

 

次の浅瀬、エディなどで近づくしかない・・・。

浅瀬で、バッセイオさんの艇の水を抜く

エアーが抜けがちな まだら号にエアーを追加

笹合、 送電線、ボロバス 採石場と 姿が見えない

 

もしかしたら、手前のストレーナーにつかまってしまったか、・・・・

トッシーさんと陸へあがり、上流へもどろうとしたら、

 

採石場の下で上陸していたブンちゃんから、下へ流れていたと聞き、

トッシーさんは、さらに下流へ、

 

少し遅れて私も下流へ漕ぎ出す。

 

しかし、どこまで漕いでも他のメンバーは見えず。

車をデポした上陸予定の青橋手前へ着いたが、誰も見えない。

 

これは、やばい、やばすぎる・・・・。

この先の青橋か、 赤橋か・・・・、天竜川までか・・・・と、

 

ダッキーを置いて、車で下流へとむかう、

 

青橋の手前右岸に、黄色いものが見える・・・、

トッシーさん、と艇だ。

青橋上にいた、ワッキーさんと合流。

バッセイオさんは、トッシーさんといっしょにいると、聞いて 安心。

 

しかし、橋の上から見えるバッセイオさんは、 うずくまっって動けない。

 

上の道まで歩くのは無理か・・・・、

 

車で川原へ降りられるコースを探し、降りていく。

青橋右岸の堤防を走り、

車止めの脇の斜面を降り道なき川原へ

トッシー発見

バッセイオさんを車に乗せ、回収

バッセイオさんは、笹合手前から青橋まで、5km弱 流されてきたのである。

水を大量に飲み、体温低下、体力ギリギリで青橋手前右岸の浅瀬にたどりついたのだそうだ。

 

ワッキーさんが青橋手前でバッセイオさんと助けようといて、艇とパドルを流してしまったが、自力で上陸できたそうだ。

ワッキーさんの艇とパドル、バッセイオさんのパドルを流してしまったが、全員無事であった。

 

その後、私とバッセイオさんは先に、スプリングフィールド・ベースにもどる。

トッシーさんらは、艇とパドルを流した事を警察、消防へ連絡、 この後、発見したら連絡もらえるように手配。

 

で、全員無事で、めでたし めでたし。

 

全員ベースに戻って、充分休憩。

 

16時すぎに、 ちょっと早いが飲み会開始。

ハル BAR の開店

大都会なオードブル? に 新鮮な刺身

みんな元気に飲めるのは、この上ない幸せ

楽しく語らい 飲み続けるのであった。

仕事を終えた、カッパーさん、松尾さんなど他の方々も加わり 12時すぎまで飲み続けるのであった。

生きてて、飲めて、語らえるってぇのは、   ほんとうに 良いものですねぇ〜!

 

 

翌日、

静けさのスプリングフィールド・ベース

クマさんが来訪、べースで昼まで色々話をし、

漁協近くの 憩いの家で ランチを食べて、解散。

 

 

 

でも私は、反省しきりです。

バッセイオさんが沈脱、トッシーさんに捕まっていたが、

トッシーさんから離れた後に、私がバッセイオさんに近づけなかった事に悔いが残る。

ダッキーは抵抗が大きいので、波、流れに逆らうのが困難だが、もっと真剣に漕げば近づけたかも・・・。

ダッキーは浮力は大きいので、バッセイオさんにつかまってもらい、その後、2人で乗ることも可能なはず。

 

あの時、トッシーさん、バッセイオさんと、私が声をかけながら接近してからバッセイオさんが私の艇に捕まり、

次の浅瀬、(バッセイオさんの艇の水抜きをした所)で再乗艇できた。

その時、艇が流されていたとしても、ダッキーに二人乗りもできた。

という事で、カヤック、ダッキー混成の場合、

レスキューはダッキーをからませると全員が認識をして、協力する事ができたら良いかな、と思う。