「木曾・御嶽山 自然湖 を 漕ぐ」
上の画像をクリックすると、全画面スライドショーになります。
戻るには、スライドショーの画面をクリックして下さい。
※下の画像をマウスポイントすると、もう1つの画像を表示し、画像説明文が表示されます。
御嶽山の自然湖で、ガイド付きカヌーツアーがあると王滝村のHPで知り、
自然湖の存在さえ知らなかった私は興味をそそられ、Telにて申し込みをしたら、
その日は予約がいっぱいで、受付を締め切りました、との事。
ただ、自艇で漕ぐ場合には、ガイドは付きませんが、ご自由にどうぞ。
との事だったので、
初めての湖、しかも今まで情報すらなかった所で、自分達だけで、カヌーを漕ぐのは、やや不安であったが、
上高地の大正池と同じ、自然現象で、川がせき止められた湖でのカヌーに、冒険心、興味をそそられ、My
Jeepを走らせる、
御嶽山に入りしばらくすると、横に乗っている素浪人Uが、
突然「あっ、猿だ〜」と叫ぶ。
スキーや、紅葉などでよく走る道なのだが、
猿を発見したのは、初めてだ。
道の左谷側の斜面から、ゴソゴソと音がしている
小猿が走る、親猿は警戒しているようだ。
猿の軍団が、道を横断しようとしてしている様だ、
車を降り、カメラを構えると、道の右、山側の斜面に大きな猿を発見
←画像ポイントで、ボス猿
ボス猿だろうか、写真に撮り、更に別の猿を探そうとしていたら、その大きな猿が、私の方を見て叫び声をあげる、
どうやら、「邪魔だ、早く消えろ」と言っているようだ。
猿に威嚇されたのは初めてだか、すみやかに退散する。
日光イロハ坂の猿軍団は、人の持ち物を狙うらしいが、ここの猿は、人に興味もしめさず、邪魔だと威嚇する。
王滝村観光協会でに立ち寄り、自然湖の場所を聞いて、車を走らせ、細い道を山中に進み、 御岳自然湖に到着
カヌーツアーのガイドさんらしい人がいたので、漕ぎ出して良いか、確認
単独で漕ぐ場合の注意事項や、危険箇所などの情報を教えてもらい、カヌーを組み、漕ぎ出す。
1、立ち枯れの林には、入らない事 (林を破損させない為)
2、落石が危険なので、切り立った崖と、崩落跡には近寄らない事
3、立ち枯れの樹が、水面下にも多くあり、水がきれいなので、上から見えますが、接触しないよう注意してください。
(私たちの艇がインフレータブルなので、接触、破損がない様にとの親切なアドバイスである。)
湖の中には、立ち枯れしている樹が立ち並び幻想的でもある。
水面下の立ち枯れの樹にも注意しながら、艇を進める。
← 画像ポイントで
上流に向かって右側は切り立った崖
ほぼ、直角の崖である、
落石 注意で、接近は禁止
左の斜面には、大きな崩落の跡、
接近、及び上陸は危険なので禁止
右側の切り立った崖
←画像ポイントで、崖上部
この上から、落石があったらと、ゾッとする
これでは、上陸地点もなく
昼食休憩できないのでは、と不安を感じつつ
真ん中を、ゆっくり漕いで進む、
崩落跡を過ぎ、右へ曲がっていくと、
奥に砂浜らしき所を発見、
湖はそこまでで、2本の川が流れ込んでいる合流地点であった。
←画像ポイントで上陸地点
ここに上陸、川や、森を少し探検
全く人が来ない、カヌーでしか来られない地点で、
素晴らしくきれいな水、風景である。
素晴らしく透明な、川の流れ
←画像ポイントで、川の中
焚き火跡に、きれいな蝶を発見、
なんという名の蝶だろうか?
こんなきれいな所に、こんなにきれいな蝶
焚き火の跡が、残念な気持ちだ。
クマなども住んでいるのだろう、
御嶽山は大きい山だから、何匹もいるのだろう、などと
話をしながら、いつの間にか、2人とも、昼寝をしてしまう。
小一時間たったころ、
谷中に大音響が響きわたり、思わず目が覚める
崩落跡での再崩落であろうか、
ここには、私たちしかいない、 あまりのんびりしていては・・・・と
カヌーを湖に向けて漕ぎ出す、
湖の中に石などが崩れ落ちた様な水の濁りなどはなかったので、
先ほどの音は、崩落跡の上部だけでの小崩落だったのか
又、別の場所かも知れない。
やや、緊張しながら その箇所を通り過ぎる
←画像ポイントで、崩落跡
湖へ戻り、今度は下流方面へ漕ぎ続ける、
写真は、水没した道へとつながる橋、この橋も水没していたが、
水位が下がり、再出現したそうである。
川をせき止めた崩落跡が、下流へ向かって右側にあり、ここも、接近危険場所である。
←画像ポイント
湖が突然浅くなり、川として、流れ出している場所へ到達
ここの水も、素晴らしくきれいな水である。
水の透明感はあまり感じないのだが、
流れ込む川、流れ出す水は、本当に透き通っている。
湖底から、ところどころ、泡が上がってくるのが、
相当深い所から泡が見えるのと、
水面下立ち枯れの樹もよく見えるので
やはり透明度は相当良いのだろうが、深すぎるので底は全く見えない。
こうして、湖の最上流から、下流の堰となったところまで、探検が終了した。
素晴らしくきれいで、幻想的、そして、スリルある 御岳自然湖でのカヌーであった。
観光協会のガイドさんに、お礼を言って、帰路に着く
カヌーツーリングの人達
この湖は、1984年の長野県西部地震の土石流でできた自然湖で
湖の中に昔の道路がそのままある、橋も水没したが、水位低下で、再出現した。
たしか、この湖の更に奥に、ランプの一軒宿で濁河温泉というのがあったが、
その時の土石流で流されてしまい、今はもう無い