「木曾・御嶽山 自然湖 を 漕ぐ

                                   2004年 8月  


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御嶽山の自然湖で、ガイド付きカヌーツアーがあると王滝村のHPで知り、

自然湖の存在さえ知らなかった私は興味をそそられ、Telにて申し込みをしたら、

その日は予約がいっぱいで、受付を締め切りました、との事。

ただ、自艇で漕ぐ場合には、ガイドは付きませんが、ご自由にどうぞ。 との事だったので、

初めての湖、しかも今まで情報すらなかった所で、自分達だけで、カヌーを漕ぐのは、やや不安であったが、

上高地の大正池と同じ、自然現象で、川がせき止められた湖でのカヌーに、冒険心、興味をそそられ、My Jeepを走らせる、


太った、ボス猿?御嶽山に入りしばらくすると、横に乗っている素浪人Uが、
突然「あっ、猿だ〜」と叫ぶ。

スキーや、紅葉などでよく走る道なのだが、
猿を発見したのは、初めてだ。

道の左谷側の斜面から、ゴソゴソと音がしている

小猿が走る、親猿は警戒しているようだ。
猿の軍団が、道を横断しようとしてしている様だ、

車を降り、カメラを構えると、道の右、山側の斜面に大きな猿を発見
←画像ポイントで、ボス猿

 

ボス猿だろうか、写真に撮り、更に別の猿を探そうとしていたら、その大きな猿が、私の方を見て叫び声をあげる、

どうやら、「邪魔だ、早く消えろ」と言っているようだ。
猿に威嚇されたのは初めてだか、すみやかに退散する。

日光イロハ坂の猿軍団は、人の持ち物を狙うらしいが、ここの猿は、人に興味もしめさず、邪魔だと威嚇する。

 

王滝村観光協会でに立ち寄り、自然湖の場所を聞いて、車を走らせ、細い道を山中に進み、 御岳自然湖に到着

カヌーツアーのガイドさんらしい人がいたので、漕ぎ出して良いか、確認

単独で漕ぐ場合の注意事項や、危険箇所などの情報を教えてもらい、カヌーを組み、漕ぎ出す。
1、立ち枯れの林には、入らない事 (林を破損させない為)
2、落石が危険なので、切り立った崖と、崩落跡には近寄らない事
3、立ち枯れの樹が、水面下にも多くあり、水がきれいなので、上から見えますが、接触しないよう注意してください。
  (私たちの艇がインフレータブルなので、接触、破損がない様にとの親切なアドバイスである。)

右側に切り立った崖、正面奥に崩落跡まずは上流方向へ漕ぐ、

湖の中には、立ち枯れしている樹が立ち並び幻想的でもある。

水面下の立ち枯れの樹にも注意しながら、艇を進める。

 

← 画像ポイントで

上流に向かって右側は切り立った崖
ほぼ、直角の崖である、
落石 注意で、接近は禁止
左の斜面には、大きな崩落の跡、
接近、及び上陸は危険なので禁止

 

崖の上部、写真を撮るのに首が痛い

右側の切り立った崖

 

←画像ポイントで、崖上部

この上から、落石があったらと、ゾッとする

 

これでは、上陸地点もなく
昼食休憩できないのでは、と不安を感じつつ

真ん中を、ゆっくり漕いで進む、

 

 

上陸地点に到着崩落跡を過ぎ、右へ曲がっていくと、

奥に砂浜らしき所を発見、
湖はそこまでで、2本の川が流れ込んでいる合流地点であった。

←画像ポイントで上陸地点

ここに上陸、川や、森を少し探検


 

 

 

透き通った川の中いつもの、塩煮込みラーメンとおにぎりで、昼食


全く人が来ない、カヌーでしか来られない地点で、


素晴らしくきれいな水、風景である。

 

素晴らしく透明な、川の流れ

←画像ポイントで、川の中

 

 

鮮やかなコバルトブルー

焚き火跡に、きれいな蝶を発見、

なんという名の蝶だろうか?

 

こんなきれいな所に、こんなにきれいな蝶

焚き火の跡が、残念な気持ちだ。

 

 

 

 

きれいな湖別天地の様な世界 マイナスイオンがあふれている。

 

クマなども住んでいるのだろう、


御嶽山は大きい山だから、何匹もいるのだろう、などと

話をしながら、いつの間にか、2人とも、昼寝をしてしまう。

小一時間たったころ、

谷中に大音響が響きわたり、思わず目が覚める

 

 

崩落跡での再崩落であろうか、
ここには、私たちしかいない、 あまりのんびりしていては・・・・と

カヌーを湖に向けて漕ぎ出す、

 

写真右が崩落跡
崩落跡を通ったが、

湖の中に石などが崩れ落ちた様な水の濁りなどはなかったので、

先ほどの音は、崩落跡の上部だけでの小崩落だったのか

又、別の場所かも知れない。


やや、緊張しながら その箇所を通り過ぎる

←画像ポイントで、崩落跡

 

 

 

湖から流れ出す、きれいな水

湖へ戻り、今度は下流方面へ漕ぎ続ける、

写真は、水没した道へとつながる橋、この橋も水没していたが、

水位が下がり、再出現したそうである。


川をせき止めた崩落跡が、下流へ向かって右側にあり、ここも、接近危険場所である。

←画像ポイント

湖が突然浅くなり、川として、流れ出している場所へ到達
ここの水も、素晴らしくきれいな水である。

 

 

幻想的な湖の中の立ち枯れの林
湖面を漕いでいると、相当深いのか、

水の透明感はあまり感じないのだが、


流れ込む川、流れ出す水は、本当に透き通っている。


湖底から、ところどころ、泡が上がってくるのが、


相当深い所から泡が見えるのと、

水面下立ち枯れの樹もよく見えるので


やはり透明度は相当良いのだろうが、深すぎるので底は全く見えない。



こうして、湖の最上流から、下流の堰となったところまで、探検が終了した。

素晴らしくきれいで、幻想的、そして、スリルある 御岳自然湖でのカヌーであった。

観光協会のガイドさんに、お礼を言って、帰路に着く


     カヌーツーリングの人達      

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この湖は、1984年の長野県西部地震の土石流でできた自然湖で

湖の中に昔の道路がそのままある、橋も水没したが、水位低下で、再出現した。

 

たしか、この湖の更に奥に、ランプの一軒宿で濁河温泉というのがあったが、

その時の土石流で流されてしまい、今はもう無い

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