御殿場SVG なんちゃってNAM 2006
2006年8月27日
一番左が、唯一人の海兵隊のハル。M1955 ボディアーマーがしぶい。 ジャングルファイティーグではなく、OG107 タイプU USMCマーク入りを着用 陸軍と同じミッチェルパターンのメットカバーをきらい、旧型MCカバーを使用している |
米軍の編成は、1050小隊 主体で 第一騎兵、2分隊編成、 他、海軍特殊部隊シールズ数名による、別動隊。
私と、ワグナーは 第一分隊と行動する。
海兵隊は、私一人であったので、本隊からはぐれたので、しょ〜がなく、陸軍と行動する、はぐれ海兵隊員となった。
解放軍には、大東亜戦、インドシナ戦、そしてこのベトナム戦と、戦い続けている戦闘の達人(元日本兵)も加勢しているのだ。
注:元日本兵とは 大東亜戦では、日本軍兵士として米英軍と戦い、 その終戦後も残留し、進駐してききた仏軍とインドシナ戦に戦い勝ち、 そして、再びベトナム戦で米軍と戦う事になった、 まさに戦い続けた戦士である。 ・・・・・・・・・・・これは、史実である。 |
Jeep カッコイイ |
ブリーフィング、 向こうに見えるのは、解放軍 |
これは、その日の真実を語るものである。 |
作戦当日、第一戦 パトロール戦での 現実の出来事であり、脚色はいっさい無い。
1000時 第一分隊は、分隊行動で、パトロールの為の 前進を開始するが、
周辺警戒〜 |
その場で待機〜 |
学校出たばかりの新米分隊長が慎重すぎて、なかなか前へ進まず。
しばらく進んだら、分かれ道、 第一分隊 左へ、 第二分隊 右へと別れて進む。
お〜、エロ本だ と 銃でめくって見入る米兵 「そんなもんに、触るな〜、敵のトラップだ。」 |
我々 第一分隊の直ぐ右脇のブッシュから、 発砲音、
「ベトコンだ! 撃て撃て〜」
「えっ、ベトコン? どこ〜? どこなのよ〜?」
「その方向には、第二分隊がいる、同士討ちに気をつけろ〜」 小隊長
<・・・・・・なかなか、慎重なる判断であるな。・・・・この時だけは・・・・。>
「このブッシュだ、 撃て〜」
ブッシュが深く 、人影は、確認できないが、 しばらくして
「うわ〜、やられた〜。」とベトコンの声。
兵隊さん、そこのけそこのけ、お馬が通る。 民間騎馬軍団に、戦闘は一時中止 |
・・・と、第2分隊より、無線連絡。 「敵に後方に回られた、前進できない。」
小隊長より、 「第二分隊の後ろの敵を かたずけろ、 3名行かせろ。」と、第一分隊に命令。
第一分隊長 「お〜い、誰か行け〜、」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・だれも行かない・・・
「しょうがねえな〜、 俺が行くよ」 と 勇敢な海兵隊員ハルの声、
第一分隊の他の隊員と 2名で、第2分隊の後ろへ回りこむ、
ブッシュを回りこんだ、途端、 発砲音、 ベトコンと、その隊員の相打ちだ、
負傷し、うめく隊員を メディックカードの応急処置で、復活させ、
*メディックルール* (今回の新ルール) 一般兵 ファーストエイドポーチを装備した、米軍兵士は、 自分以外の兵士を1回のみ復活することが出来る。 メデック兵 メディックは、自分以外の兵士を5人まで、復活することが出来る。 1回負傷した兵士は、ヘルメットバンド等見やすいところに、 メディックカードを着ける事 |
今度は、海兵の私が、先に更に前へ、 もう一人の ベトコンを かたずけ、
慎重に前進 第二分隊と合流。
「第二分隊の諸君、後方はクリア、 安心して 前進しろ」 と ハッパをかける。
この後、 第一、 第二分隊 共に、 草原の先の森へと 向かう。
しかし、慎重すぎるのか、前進が遅い 海兵隊のハルは、又しても イラ付く。
前進して良いのだろ〜と
前方の森の手前、ブッシュへ 単独ダッシュ
すると 「バンッ」と 左から ロケットランチャーの発砲音
うわ、やられた、と思ったが、 弾はそれて着弾 、お〜ラッキー と思った時、
ロケットランチャーを持った敵が逃げ出した、 コノヤロ〜っと M14 で射撃
「ギャーっ」と 敵の声、
ざまー見ろ、 俺様を狙いやがって
M14ライフルの威力を見よ!
<これはな〜、マルイの量産品じゃ〜無いんだ! しかも、ウッドストックだぞ。>・・・あまり意味ない。
この 海兵の勇敢なる行動を見て、やっと 第一分隊も 前進、 森の中へと進む、
ここで、敵と遭遇、激戦となる。
この戦闘で、私も負傷したが、 メディックカードで復活。
形勢不利とみて、全員一時、森の端へ退却、作戦の検討
しかし、あーでもない、こーでもない と まとまらない。
あきれた、海兵ハルは、「かってにしやがれ」 と 分隊から 離れ 森のブッシュへ身を隠す・・・。
(実は、疲れて休憩したかっただけである)
しばし、くつろぎタイムとする。 (いや〜高原の森の中は気持が良いわ〜)
・・と、物音、人影が・・・ ありゃ、敵か? 味方か、 ゴーグルが曇って見えない
曇りをとって見たら、・・・・・敵だ、ベトコンだ。
第一分隊の後方へと向かっている。
M14で、狙いを定め、 射撃
「うわ〜っ」ベトコンが倒れる。
ベトコン・ハブ山 苦痛の顔で
「何でこんな所で撃たれるの・・・誰〜? げ〜、ドイツ兵の子孫の、はぐれ海兵だ。」
(何のこっちゃ?、・・・・・ゲーム開始前、ドイツ将校だったおじいさんの写真を、盗み見られていたのだ)
虫の息の、ベトコン・ハブ山が、つぶやく・・・。 「どうして、米兵がこんなとこに一人でいるの?」 はぐれ海兵隊 ハル 「疲れたから、休んでいたんだよ〜、じゃましやがって・・」 「え〜、休んでいる はぐれ海兵に、やられちゃったの・・・・?」 ・・・・・・と、こと切れた。 |
次に、別方向から、北ベトナム兵 私には気づいていない。
トリガーをしぼり込む、 「ギャー」と 敵の声。
・・・こりゃ〜、楽しい 射的みたいだね。 と、もう一人をゲット。
前方、森の奥から、多数の敵が前進してくるのを発見、
位置を変えようと、移動・・・・
「敵だ〜、」 「ベトコンだ〜 」 と、味方の声
そう、森から うじゃうじゃでてきたぜ〜 と 私が、つぶやいた、
次の瞬間
味方方向から、多数の弾が・・・、
「なんじゃこりゃ〜」
顔面に、腕に、身体に、被弾・・・・・(これが、蜂の巣状態って事だね。)
「げー、やられた〜。メディック〜」と叫ぶ。
・・・・・あまりの、痛みで、遠のく意識の中で、
「ヤッバーィ、味方だ、 はぐれ海兵だ、」
「もう、メディックカードは、ないよ・・・。」
「・・・・・・・・・」 (・・・えっ?・・・・と言う事は、回復できず、戦死??)
「・・・・この事は、なかったことにして、 前進〜 」と 分隊長の声 。
第一分隊は、私が発見した、多数のベトコンではなく、私を ベトコンと思い込み、
何と、分隊全員で、M60、M16全ての銃で、たった一人の、しかも味方の海兵員を撃ちまくったのである。
あげくのはてに、 「この件はなかった事にしよう 」 ・・・・だと。
これは、現実におこった、真実である、
しかし、その後、その事を、誰も語ろうとはしない。
作戦終了後、指揮官の、スプリンターズ小隊長は、「そんな事実は、ない」 とまで 言い切る。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・あわれ、はぐれ海兵のハル
あれから、数十年、・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・いや数日経った、今
その第一分隊と行動していた、ワグナー氏の回想・・・・
当時のワグナー氏 |
…あれはそう…・・・・
ベトコンに部隊のほとんどをやられ、
かろうじてベトコンの司令部らしき所にたどり着いた…。
分隊長「今から総攻撃をかける!よし!前進!」
ワグナー「12時方向!ベトコンだあああ!」
仲間7、8人「うわああああ!」
M16とM60が一斉に火を吹いた!
「ぎゃああああ!」 ハルさんでした!
「うわああ!やっちまったあ!」
分隊長「いいか!このことは忘れろ!前進だぁ!」
部隊は何事もなかったように進みました。
・・・・いまでも、あの状況では、やむを得ない事だったとは、思いますが、
心が痛みます。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・にゃはっ!
・・・・・・・・・って事は、私を ベトコンと誤認したのは、ワグナー本人だったって事?・・・・・・
午後、ダッチ中尉救出作戦に向かう |
午後は、ダッチ中尉救出作戦が行われたが、
そこに、あの勇敢な、はぐれ海兵ハルの姿をみる事はできなかった・・・・。
なぜならば・・・・・・・。
午前のゲームで、
遊び疲れて、 寝てました・・・・・・・。
いや〜、ほんとに面白かったわね。