’05年 5月 4日 新入隊員 地獄の漕艇訓練 ?

いつもの場所でベースキャンプを設営、

今回は、友人がカヌー&キャンプを体験したいとの事で、テントが1張り多い。

友人と合流する、前日、 神社前から笹合まで、下る・・・・新緑がきれい

 

友人が到着、早速、パドリングの練習



初心者の友人に、艇の乗り方、パドルの漕ぎ方など、を教える。  「こら〜ぁ、しっかり漕がんか〜!」



基本練習後  まずは、私と下ろう と 上流へ移動

スタート地点に瀬がある。いつもなら難易度の低い瀬、カーブであるが、
この日は、水量が低くい為、水路が狭く、流れも速い。

曲がりきれそうにないので、この瀬の下から出艇しようと思っていたが・・・

素浪人その2の声、 「挑戦、挑戦 やってみなけりゃわからない!」

といわれ、上官の命令とあらば・・・と 瀬の上流からの出艇とする。


慎重に進路を探る 素浪人その1
(ありゃっ?ライフジャケット着ていない、・・・・・・本人気づいていない))
瀬から、直角カーブに進入

コースは良いのだが、 水路が狭く流れが速い 「パドルを岩に突け〜!」


崖にバドルを突くが、水の勢いに押され、あっと言う間に岩に張り付き、そのまま、轟沈してしまった。



この時、私は感じる・・・「あれ〜っ、いつもの様に身体が浮かない・・・」


転覆した艇につかまり、浅瀬に移動 「笑うっきゃない〜」


再出発をしたのである


下りながら、橋げたを通過
この橋げたには、絶対触れない様にと、友人に注意。触れたら、さっきと同じに、絶対 沈する。

初心者である友人に、沈した場合の危険性など説明

沈したら間違いなくメガネは紛失するので、流れ止めをする事
本来 ヘルメット、  少なくとも帽子はかぶる事
ライフジャケットは絶対に着用する事・・・・など説明

・・・と、あれっ?
「俺、ライフジャケット着ていない??」
だから、さっき沈した時、身体が浮かなかったんだ・・・・??
ここで、初めてライフジャケットを着ていない事に気づいたのである。

大笑いしながら、更に下り、ベースキャンプにもどる。
(何かあれば、大笑いでは、すまないのであるが・・・)

次に、初心者 2人で、同じコースを下る
沈した、最初の瀬の下からスタートである。


私達は写真を撮ろうと、下流の川原へ移動、
・・・・・・・・
なかなか、来ない。 「どうしたのかね〜・・・・あっ、来た。」


目の前の瀬、に進入


エディにつかまり、回転


良く見ると、2人とも、頭から、ずぶ濡れである。
あの、橋げたに接触、見事爆沈したそうだ・・・・、サングラス流した〜

わらいこける素浪人2


ベースキャンプに戻った、二人は、
ずぶ濡れになりながら、もう一度、挑戦したい。

よし、良い根性だ!
よし、それなら、と 艇を車に積み、さっき、のスタート地点へ。

ここで、私から、橋げた地点の越え方を入念にアドバイス。

彼らも、今度は真剣に聞いている。

右側ぎりぎりでに瀬に進み、橋げたに向けて、瀬に進入したら、即 艇のへさきを右へ向ける。
艇は、流れで、左舷方向、橋げたに向かって流されるが、ここで、全速前進し、橋げたに接触する前に、瀬を抜ける事

「わかったか〜!」  「アイ・アイ・サーッ!」
「わかったら、とっとと行け〜 っ」と、出艇を見送り、

私は、橋げた地点の川原に車で移動、彼らを待つ。


下ってきた彼らに指示、 「右いっぱいに進め、」   右に寄りすぎ、座礁・・・ 寄りすぎだ〜


艇を移動、再び進入、
「よ〜っし、そのコースだ。」
向きを右に変え、


「それ〜、漕いで、漕いで、漕ぎまくれ〜〜!」



真剣に漕ぐ彼らのパドリングは、不思議と、バッチリ合って、推進力をつけて、艇は進み

見事、クリア〜


「よ〜っし、合格〜!」と叫んで、

私は、車でベースキャンプへ戻り、コットでのんびり、昼寝・・・・しばし、眠る

彼らが意気揚々と帰ってきて、目が醒める。

よくやった〜! と  新兵の彼らを、2等水兵に昇進させ、(?)

昇進祝いの祝宴をはじめたのであった。

今後、更なる訓練を積み 漕艇技術の向上を目指すように・・・・・・・な〜んちゃってね(笑)


トムキャット・タンデム進水式へ