木曾御嶽山を登る   1日目       2011.09.23〜24

木曽御嶽山 剣ヶ峰山頂から見た、二の池と、乗鞍岳 穂高連峰

スキーでは、おんたけ2240、御岳ロープウェイ、開田マイア、チャオ御岳など、

又、カヌーでは、御岳自然湖へ、毎年何度も行ってはいるが、登った事のなかった木曽御嶽山

 

そう、スキーで5回、氷結の自然湖散策、自然湖カヌー、などと

今年だけでも、今回で、7回目の御嶽山となる。

 

紅葉に期待し、9月の3連休に、山小屋「二の池新館」を予約し、挑戦することにする。

狙いは、夕陽、星空、ご来光、そして、ちょっと早い紅葉である。

しかし、数日前から、素浪人そのUが胃痛で体調があまり良くない。

登山は、8合目女人堂くらいまでとするか、と思いつつ、御岳山へ向かう。

9/23 6時半ごろ、自宅を出発、 恵那SAで朝食、 三岳道の駅で弁当を購入。

御岳ロープウェイ 鹿ノ瀬駅(標高1,570m)に、 10時すぎの到着。

ロープウェイ 鹿ノ瀬駅 にあった、石室山荘の天候状況

御嶽山 案内図

ロープワウェイ駅から上は、雲がかかって山頂は見えない。

登山口に入り

7合目山小屋を過ぎると、登り道となる

泊まり装備を背負って、ロープウェイ 飯森高原駅(標高2,150m) から、 登山道に入る。

なだらかな道を、10分ほどで、7合目の山小屋を通過、 8合目を目指して登り始める。

木の階段の登山道、 歩き始めてすぐ、「やはり、歩くのは好きではない」とつくづく思う(笑)

木々の中の道を、延々と登る、 13時ごろ 女人堂(2470m) へ到着。

8合目の山小屋が見えてきた。

ウラジロナナカマドの実

8合目 女人堂(2470m) へ到着

ガスが晴れてきて、下界が少し見えてきた。

雲が少し晴れ、 下界の一部が見渡せる。

山小屋で うどんを頼み、道の駅の弁当を食べる。

紅葉はまだ、早く ナナカマドの実だけが、赤くなっていた。

素浪人そのUの体調で、ここから先へ行くのか、行かないのかと考える。

うどんも食べられたし、行ける と言うので、 

行けるところまでと、9合目を目指し、安全登山祈願をする。

9合目を目指して、歩き始める

しばらく、歩いてから、 このまま登るか、 引き返すかと 考えたが、

帰るより、登ったほうが 近い。 

と先へ進む (しかし、良く考えれば、 引き返したほうが 安全なのである) この判断は クライマーズハイか?

9合目 石室山荘が見えてくる

ほんのちょっと紅葉

ここだけ、紅葉(笑)

山荘へ、荷物を降ろす、ヘリコプター

14時半ごろに、9合目の山小屋 石室山荘(2800m)に到着。

最後の登りは、素浪人Uのリュックも私が担いだ、 

山小屋に、荷物運搬のヘリコプターが着くので、早く登れとせかされ。

山小屋への最後の階段で、すっかりと 疲れてしまった。

しかし、ヘリ到着前に、山小屋に入れた。

しばし、休憩 ココアなど飲み、疲れを癒す。

 

9合目の紅葉は、色づきはじめ 2分 とかの情報であったが、

紅葉など、見当たらない、 ほんの少し、色づいた葉があるか? 

山頂方面も 雲が少なくなり、青空も見えてきた。

三の池が見えた。

二の池に到着  8月末まで営業の山小屋「二の池本館」が見える、目標の二の池新館は、その先にある。

二の池は、日本で最も高い場所にある高山火口湖。標高は2,905m

覚明堂(2930m)のわきを通過 ガスってきたのと、素浪人Uの体調を考え、 山頂へは向かず、二の池方面へ進む。

二の池、 二の池本館の前を歩き、 二の池新館(2900m)へと到着 15時30分くらいであった。

二の池新館に到着

山小屋内部

ガスっているので、山の天気はすぐ変わるが、夕陽はむずかしい、と小屋の方の話し。

 

3畳くらいの個室が この日の寝床。 布団は自分で敷く、 シーツなどはない。

まずは、この宿の売りの 風呂へ入る、 

身体を洗うことはできず、湯に浸かるだけであるが、歩いた後の 風呂はありがたい。

幸運なことに、ガスが突然晴れて、 晴天に 

滝のように流れ落ちる雲  動画はこちら

しっかり晴れとなる

山小屋近くにあった、クロマメノキ(アサマブドウ)

この日の夕食メニュー

17:30 から 夕食 

17:30すぎが、日没なのに 夕陽の時刻に夕飯とは、

夕食を食べている途中に、カメラをもって、外へ。

夕陽を撮ろうとする、人が数人、  

「この夕陽をみないで、 なんで皆、ご飯を食べているんだろう」と話す(笑)

まさに、絶景の夕陽を見る事ができた。

日の沈んだ後の、夕焼けも素晴らしい、

しかし、カメラを持つ指が凍えてしまう。

気温が低く、身体が冷えてしまったので、 もう一度 風呂に入り温まる。

次は、星空  まさに、満天の星を仰ぐ。

コンパクトデジカメの60秒解放では、これしか写らなかったが、 まさに満天の星々であった。

8時消灯なので、 早めに寝る。  この時の気温は マイナス6度。

着られるものを、全部着て、 布団に入ったが、 床からしんしんと冷えがくる。

1時間ごとに、寒くて目が覚めてしまうほどであった。

 

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