富山林道ツアー 1日目                白 水 湖           2012.11.03    

記述 : はるカミ  

『すごいっ!!』

開けた視線の先に カナダのレイクルイーズを思わせる光景が現れた。

正面にに切り込んだ稜線のV字稜線 

晩秋の影を落とした紅葉の山々に縁取られた水面。

ひっそりと 長い年月そこに待ち続けたように 白水湖はあった。

レイクルイーズが 洋なら 

白水湖は 和といえる 侘びさびの世界と感じた。

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数日前 TVで白水湖畔ロッジの案内をしていた。

雪のない時期だけ 管理人さんが

妻子を街に残し 携帯も使えず自然と向き合って常駐しているとのこと。

その映像の湖に 心ひかれ出かけた。

11月初旬の祝日道中は 渋滞が続いたが 

この地は 数台の車がとまるのみの 静けさが支配していた。

ところどころに雪の積もる中カメラを構える人、湖畔の流木を集める人。

ロッジの前のベンチには、火照った顔の数名がいた。

湖畔で体が冷え切ったので 

小さな雪だるまが脇にあるロッジでお茶を飲むことにした。

『イノシシ汁あります。お代わり自由。』と 看板があった。

ロッジのマキストーブは 

いのしし汁の大鍋がコトコトと鳴り あかあかと迎えてくれた。

テレビで見た管理人さんが 

『珈琲だけ?温泉は? ここまで来て入浴しないと後悔するよ。

 だまされたと思って 入って行ったら。』と勧めてくれた。

外のベンチにいた人が 露天風呂に向かう私たちに

『熱いから気をつけてね』と声をかけた。

大白川露天風呂

源泉は92.5度。温度調節のために白山の伏流水(約8℃)が2〜3割程度加えられているとのことだ。

調整がうまくいってないと 入浴できる温度ではない。

 

『だまされて よかった。』絶景とはこういう時に使いたい。

手を伸ばせば そこに白水湖がある。

女湯から のぞきこめば 男湯が一段低いところにあった。

白水湖畔ロッジのホームページ

 

 

思いきり 手足を延ばして 次の目的地に出発した。

林道ツアーの前夜祭

美味しい氷見の魚たち

いこいの村 礒波風へ 17時に到着 

ここで 明日の林道冒険に備え英気を養うんだ。

食事がおいしいと 地元在住のKC氏が手配してくれて集合。

集まった仲間は 翌日の冒険と氷見の幸を肴に盃を重ねた。

ワクワクとウキウキは 笑声を大きくして酒は心地よく体をめぐる。

翌日へ