カヌーイスト憧れの ユーコン川   漕艇 3日目      2013.08.27

夜半 雨はあがり 朝起きると ところどころに青空がのぞく。

やった、カナダだ。ユーコンだ。気分が違う。お日様に ガイドのアリーが深くお辞儀をしている。つい見習ってしまった。

キャンプサイトの仲間の声が 明るい

パンケーキには 前日摘んだブルーベリーが入っている。

川地図を広げる手も弾んでいる。

青空が見えている  11時出発

雲間から差し込む太陽の光が あたたかい。

シップヤード・アイランドに上陸    蒸気船の基地だった島

ガイドのエミーのひいお爺さんは 蒸気船の船長だった。

タイタニック号と同じ時代を活き 朽ちてしまった蒸気船

  雲がどんどん消えて 青空が広がっていく。

天気が良いのは、いい事だ!

ユーコン パドリング動画はこちら

流れるユーコンは澄み 青空を映し出している。 

パイクポイント2  ルアーを投げ入れる。

2匹目のパイク。エイミーにあげるのを手伝ってもらう。

昨日に続き ゲットォ〜〜 80cmの大物だぁ!

やった!昨日より大物だ!ハルはこの後パイクマスターと ガイドのカツに呼ばれご満悦。 昨日味わったので リリースする。

この魚、 ルアーにかかったまま、潜り全く動かなくなるので、 針が外れて根ががりしちゃったと、感じるくらい。

じっと我慢し、押したり引いたりしながら、少しづつ巻き上げていくのだ。

ゆったりユーコンでなく ガッツリ漕いでいる。       流れが速いが 川底の形状から渦が湧き上がる。

空は晴れたし、魚は釣れたし   まぁ〜 いい気分だねぇ〜!

中洲に見えたが、 1936年 座礁したクロンダイク1号の残骸だった。

座礁した船の甲板にあがる。

1929年建造された全長64m、幅12.5m

甲板にたまった砂に、オオカミの足跡発見。川を泳いできたようだ。

船上にあった、足跡に、

狼(グレイウルフ)だ!    いや、 ヤマネコ(リンクス)だ!

狼が泳いでくるのか?     猫は泳がないだろう、 とみんなで大騒ぎ。

ガイドさんの足跡図鑑をみて、・・・・・ やっぱり狼だ。

ランチタイム 筏を組む

みんなで のんびり流れるのは気持ちいい。

ガイドのカツちゃんが 船上ラーメンをクッキング

薬味のネギがはいっている。

うまーい!!

筏を組んで 食後のお昼寝。

やった 青空だ。

山火事のあと。

山火事の跡は いたるところにみられる。

自然発火で、マツ科の森がよく燃えるそうだ。

人家の近くなど以外は、消火作業は行わずに、自然鎮火を待つのだそうだ。

その焼け跡に発芽し、また森を形成していく。

山火事跡の対岸を見ながら進む。

滔々と流れるユーコンは 青空とお日様を迎えてくれた。

川面に ヤナギランの綿毛を付けた種子が キラキラ輝いて飛び交う。ヤナギランは山火事の跡に最初に生育する植物で「ファイヤウィード」と呼ばれる。

天候が回復して 写真や映像で見た カナダの風景 その中に自分がいるとやっと感じられるようになった。

1866年 多くの砂金が採れたキャシアバーで 

黙々と砂金採り。

旅費を稼ぐために 必死に砂金を探す。

実は昼のラーメンを食べた器を洗わされていたのだった・・・・。

予定したキャンプ地には、先客のカヌーが見える

まだ、 パロパロ ・・・・・

予定のキャンプ地に先客がいて 次の次の10kmほど下流のサイトまで漕ぐ。

もう、クタクタで思わず「ブッー」が出る。手を見ると マメができて 体中が痛い。

19時頃、  やっと、やっとキャンプ地に到着。 

ガイドのカツちゃん曰く 「オーロラを見るには 最高のサイトだよ。」

ユーコンビール

一日漕いだ後は ビールがうまい。

今回は アリーが 火の係り

暑くて 次々と水浴を始める。

お日様が 陰りだすと水浴していたエミーもダウンを羽織る。

ガーリックトーストとパスタ。フレッシュサラダ。

天気がいいから タープなしの夕食。

360度 見渡せるキャンプサイト。トイレは手作り。

21時半過ぎ   ユーコンの夕陽が沈んでいく。

お日様って すばらしい。

心はウキウキするし、青い空と白い雲の下 木々も川面も耀いて 対岸の輪郭が際立って見える。

視線を落とすと 川底の石が 飛ぶように流れ ユーコンともっと一体になりたくて さらに力強くパドルを入れる。

今日のキャンプサイトは、360度見渡せる。

夜も ユーコンに抱かれて 満点の星空か 運がよければ・・・ と、 バランタインで体を温める。

 

ユーコン川のオーロラへ