アルゴンキン州立公園 インテリア・カヌートリップ 3日目            2015.07.15

アルゴンキン公園の夜明け

カヌートリップ 3日目の朝  

昨日は午後 雨となったため、ムース探索ができなかったので、早起きし、朝食前に行動開始

朝日に向かって漕ぎ、バーントアイランド湖の最深部の湿地へと向かう

朝日に向かって

最北部へと快晴のもと漕いで行く

あれっ?  いた、いた!

こちらを見ている 警戒している

右の方から急いで走る 子のムース

慌てているのか、何回かつまづき、転んでしまう。   ムースは真下が見えないので、よく転ぶらしい。

ブッシュの中へと消えていった。

望遠カメラで探すが ・・・・。

しかし、朝一番で 2匹と遭遇。

となりの湿地へと カヌーを漕いでいく。

あれ、いるみたい    だよ?

雌の親子2匹  そのうちの1匹

あっ! もう1匹  こっちは雄、子供なので角が短い

いや〜びっくりしましたね、

2ヶ所で 5匹にも遭えちゃった!

良い 天気  湖面は穏やか

8時すぎに、キャンプ地へ戻る。

今回はカヌーに乗っている写真がないので、記念写真

ケプラー繊維の船体は、朝日に透けて影が映る

朝からムース5匹にも遭ってしまい、充実の朝ごはん。

11時すぎに、次のキャンプ地へと向かう。

樹の赤い∧マークがキャンプ指定地を示す

昨日の カモメ特攻攻撃地の近く

昨日攻撃にあった、カモメ軍基地の岩は避け、岸に近くを進むが、こっちには、別のカモメ航空隊が・・・・。

緊張しながら通過するが、攻撃を受けることはなかった。

 

しかし、その後風がでてきて、波が高くなってきた。

あれえ、風がぁ〜

うねりがでてきたぁ〜

こりゃぁ〜 疲れるぅ〜!

   無事にキャンプ地へ

12時すぎにキャンプ地へ到着

荷物を降ろし、カヌーを陸上へ引き上げる

ポーテージマークの レンタルショップ   「ポーテージ・ストア」

トイレを探索

奥まった場所に発見、トイレ清掃 昨日のサイトよりは新しいトイレだ。

ランチタイム

焚き火

和風ラーメン風   ソーメンの カナダソーセージ添え

ブランコで遊ぶ、                    訳ではなく

ベアプルーフの引き上げである。

風もおさまり、穏やかな湖面にもどる。

かっちゃんは 釣り

釣れないので潜って つかみ取り?   戦果なし(笑)

魚はいるのだが、釣れない・・・・・。

今までのコースと今後のコース確認

昨日、雨だったので シェラフなど 天日干し

この日は、朝早くから行動したので、

午後は、のんびり、 木陰で昼寝 ・・・・・  とっても気持ちが良い。

 

そうそう、午前はカヌーを漕いで、午後は昼寝が なによりだ(笑)

カルフォルニア米のごはんでカレー

クッキー

夕食を食べて 早めの就寝

 

カナダのアルゴンキン公園は
『サマーキャンプ』
と呼ぶ青少年・少女たちの野外活動の発祥の地だ。
現在も8カ所の名門サマーキャンプが運営されており
その一つに
『シートン動物記』の著者トーマスシートンが
建てたことで有名な キャンプアロウホンもある。

この時期 彼らでにぎわっている。

高い参加費を払っても
親がこぞって参加を勧めるそうだ。


ボランティアの大学生などがリーダーとなり
初めて キャンプに参加する少年少女と行動を共にする。
一つのカヌーに3人乗り 
9人一組で10日間ほど寝食を共にするのだ。



携帯の電波も届かない
大人の助けもない甘えられない環境。

大自然の真っただ中の生活だ。
太陽が照りつけるときも
雨で体が凍えるときも
向かい風が吹きすさぶこともある。

とにかく 
前進して目的地をめざさなければならない。

公園内にキャンプサイトは200カ所ある。
それぞれが1km〜2km離れていてる。
1つのサイトに一組だけが泊まれる。
だから 先着のキャンパーがいると
次のサイトを探しさなければならない。
息を合わせてカヌーを漕がなければ前に進まない。


ポーテージ(陸を移動)では
25`のカヌーに
3人の10日間の装備が 45` 
食材が ゆうに60`を越える。
それを 分担して担いで運ぶのだ。

この移動の際も
『他のキャンパーの迷惑にならないよう
 荷物をひとところにまとめる。
 道の端を歩く』
など リーダーが注意をしている。
あたり前のことだが
湖から上がって 疲れ切った彼らは
自分のことで精いっぱいで 
他者の配慮をする 余裕はない。

いつもは親がやってくれる
食事もベットも 自分たちで準備する。

清潔でゴミ一つ落ちていないキャンプサイトに
彼らのモラルの高さを感じる。

ゴミを持ち込めば自分達で 持ち帰らなければならない。
食事で生ごみが出れば  それも重量となり持ち帰りだ。
余分なゴミを出さないことが
インテリアキャンプのテクニックともいえる。



この旅から帰ると 彼らは大きく成長している。

自分達で考えて 自ら行動しないと
お互いに助け合わないと
生きていけないことを 身をもって知る。
自立心とチームワーク、思いやりなどを学ぶのだ。

リーダーを経験した学生は
リーダーシップがあると社会で認められる。
何も知らない子供達を 指導し 励まし
目標達成に導くのだ。


ちょうど 
南アフリカからの留学生のチームがいた。
彼らはエリート集団で
留学の締めくくりがこのサマーキャンプだそうだ。




彼女自身も
大自然の中で自分を見つめなおす
休日を過ごしたと締めくくってあった。

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