葉隠 発祥の地を訪ねる                 2017.06.20-23

常朝先生垂訓碑

応援団の押忍の精神は、葉隠を学ぶ青年武士たちから発したとされている。

その葉隠は、鍋島論語とも言われ 江戸時代に九州は佐賀鍋島藩の山本常朝なる方が語った内容を田代陣基が書き留めたものです。

葉隠を表す言葉で 「武士道といふは死ぬことえと見つけたり」 が非常に有名である。

武士の切腹などのイメージから、武士の潔い死にざまを表す と誤解している向きも多いが、

真剣で  死ぬ身で事にあたる、 一所懸命(ひとつの所に命を懸ける) 

武士の生きざまを表す言葉なのであります。

 

その発祥の地である、佐賀県は、まだ訪れた事がなく(電車で通過した事はあるが)

葉隠発祥の地に石碑が建っている と聞き、

一度は訪れたいと思っていた。

 

博多に旧友が住んでいて、お互いに良い歳なので、死んじまう前に会おうと、訪問する事にしたので、

佐賀鍋島まで足を延ばし、葉隠発祥の地を訪れようと、名古屋から新幹線「のぞみ号」に乗車。

名古屋〜博多は、JRより空路の方が安価であるのだが、 

先月脳梗塞で入院した私は、半年ほどは航空機には搭乗しない方が良い と言われているのだ。

 

新幹線 のぞみ は 速い 名古屋から博多まで 800q を 3時間20分で行くのだ(平均時速240q)

博多観光は初めてなので、 まずは やっぱり 大宰府天満宮へ

JR博多駅から地下鉄で天神

西鉄で二日市から大宰府行に乗り換え

駅前うどんや

さいふうどんに、おいなりさん

小雨降る中、傘をさして参道を歩き、天満宮参り

参道

本宮

さすがに勉学の神

梅ヶ枝餅 って何?  寺田屋で購入 後で知ったが、人気店のひとつだった。

 

天満宮お参り後、西鉄で井尻駅まで行き、 旧友宅へ

お互いの健康を祈り乾杯、

昔話に花が咲き、夜も更け行く 博多かな・・・・

 

 

で、翌日 JR笹原駅から 博多駅へ

レンタカーを借り、葉隠発祥の地へ・・・・・、

いや、待てよ あの有名な吉野ヶ里遺跡が通り道にある。

博多駅

吉野ヶ里遺跡

復元された高床式家屋

中には、何と!  かいこが飼われている 本物だ

村の風景

物見やぐらに上って見た

吉野ヶ里遺跡へ行って  びっくり!

あまり情報もとらずに行ったので、静岡の登呂遺跡くらいのものか・・・・と思っていたら

すごく、広い、村や畑など再現家屋などが沢山ある。

王の息子夫婦の家の内部

北墳丘墓 内部

北墳丘墓まで行き、帰りは無料バスで東口メインゲートへ戻る。

吉野ヶ里歴史公園のレストランで昼食。

 

いよいよl今回の旅の目的地 佐賀市にある 葉隠発祥の地へ向かう。

天気予報は雨だったが、曇りで時々薄日も差す良い日となった。

この看板の横に駐車場があり

細道を少し歩いていくと 葉隠発祥の地

ここから 苔むした階段を登っていく

葉隠発祥の地の説明文があり

山本常朝先生垂訓碑があった。

その先には   主君に捧ぐ  大乗妙典一千部 の石碑

ここは、乱斗山(らんとやま)古墳群 と言って 1400年以上まえに作られた古墳がある。

その名の由来は 鍋島藩創世記に龍造寺家と 鍋島家 とが 争った地であるとされている。

 

大乗妙典一千部 の石碑の横に 苔で汚れ文字もかすれた 葉隠発祥の地 の文がある。

その他には、何もない・・・・・・。

あの、葉隠の発祥の地 だというのに・・・・少し寂しい。

 

でも、それでいいのであろう、 何といっても 葉隠 なのだから。

葉に隠れながら 垂れた武士道   

その激しすぎる内容もある事から 鍋島藩の藩校での教材にもならなかったが、

青年武士たちが学ぶ私塾で伝えられ  武士道として後世に伝えられた 秘密の訓書であったのだから。

 

今回の目的を達成した後、 玄界灘の呼子へと向かう。

途中に 名護屋城跡に立ち寄る。

太閤秀吉の朝鮮出兵の基地となった城跡で 広く、巨大である。

 

波戸岬へ

乱れたハートのその先を見つめるのは 誰?

海中展望台

海中展望台の窓から

美味そうな魚がたくさん

玄界灘の荒波を浴び  ・・・・  風もなく静かな海であったが

 

この日の宿、筑前屋へ

料理を売り物にする 料理旅館だけあって、

建物は古く、ボロボロ  であるが

 

料理は美味い、旨い、うみゃぁ〜(笑)

歴史というか、古さを感じさせる玄関

部屋の窓から ピンクのクジラが見える

刺身、ウニ、サザエ など 

こんなもの食えるの?  亀の手  これが美味しい

カサゴのから揚げ  せんべいみたいにカリカリ

煮魚 色のわりに 薄味で とってもおいしい

これが、メインのやりイカ

まだ動いているのだ

イカしゅうまい

中身を加工して もとにもどしてある デザート

今回の旅の 食のメインは この イカ

北海道、東北地区の するめイカは不漁であるが、

ここ呼子のやりイカは 例年通りの漁獲量なのだそうだ。

するめイカより、大きく透明 

身は厚く 噛みごたえがあるが、とっても甘く 美味しい。

 

この宿に泊まり、翌日は帰る予定であったのだが、

帰りに、ちょこっと、下関へ寄って行こうと ビジネスホテルを予約。

 

翌日、下関へ